1.5と1.8mgにも差がある。

逆流性食道炎がある方の場合の処方は、きわめて注意を要します。導入時からサクセンダは、あぶなくて処方できません。一部の美容外科クリニックは、サクセンダからしか導入できないのは、ビクトーザが国内でも合法的に入手できないからかもしれません。ビクトーザは、あくまで糖尿病治療薬なのですから。そして、

 

例えば、ビクトーザ1.5mgから、1.8mgに増量したら、調子が悪くなることがあるという方もおられます。

 

GERD(逆流性食道炎)が起こるし、1.8mgにすると、ずっと吐き気がする。ものを食べるとか、食欲がなくなるという状態ではなく、気分不快が継続して、しょうがなくなる。おちこむ。そういう事象は、実際の臨床では頻繁に目をします。だから、ビクトーザは0.3mg単位で増量していくわけで、しっかりとした科学的根拠があるわけです。

 

それでも、ビクトーザ1.5mgでも体重は減っているという方もおります。こういう微調整を得意とするのは、どう考えても「内科医」の技でしょう。

 

ビクトーザは発売から6年くらいは経っています。その間に、どれだけ多くの糖尿病患者さんに処方してきたことか、わかりません。それに比べ、美容系医師たちは、今年の夏から、注射してみました。という内容の動画を、普通にyouTubeにアップしています。臨床経験の差が大きすぎて、美容系クリニック医師のサイトは、目にあまるものがあります。

 

ともかく、ビクトーザは「劇薬指定薬剤」です。そのことだけはお忘れのないように、お願いいたします。インスリンが「劇薬」であることは広くしられていますが、ビクトーザも「劇薬」です。本来なら経験の浅い医師が処方する薬剤ではありません。