注射をする場所によって効果が変わる

インスリンを、なぜ、お腹に注射しているか、というと、皮下注射した時の、インスリンというペプタイドホルモンが、「他の部位と比較して最も安定して吸収されるから」、という理由でした。同じように、GLP1を、お腹に注射するという理由も、そういう理由です。

 

ですが、この理論を逆手にとって食欲を落とす方法があります。それは、大腿とか、上腕に注射して、注射部位の周辺を激しく動かす方法です。上腕(上腕外側)に注射して、腕を動かしていれば、GLP1は、より早く吸収されます。GLP1の立ち上がり濃度が急峻になります。それを感知して、食欲が低下しやすくなる、、そこまで敏感になれる患者さんも、稀にですが、おられます。

 

他に、ビディリオンをお腹に注射して、お風呂にはいると、GLP1濃度が急激にあがるとか、トルリシティを注射して、満腹になるのは3日後だとか、しっかり、GLP1の知識と、インスリン療法などの知識をもっていれば、説明不足と言われることは、これまでに、まず1度もありませんでした。