肥満外科手術、2年間追跡調査結果

アメリカ糖尿病学会からの報告です。

 

中国で行われた2014年から2016年までの肥満外科手術を2年間、追跡調査した結果が報告されました。

 

Two Year Results of Multi-Center, Prospective Study of Metabolic Surgery in Obese Type 2 Diabetes Mellitus Subjects in China
Bao Y, et al.  ADA 2019

 

この結果によると、101名の手術をうけたうち、確かに、83%の対象者が、HbA1cの改善を認めていたそうです。2年間追跡できたのは、80名だったとのこと。これは想定範囲内です。

 

ただ、副作用(AE:adverse events)の起こる確率が、93.1%と高いのが驚きです。339個の副作用が報告されています。Grade I は、その中でも、320個と高く、おそらく、逆流性食道炎などが含まれると考えられます。

 

特に手術をした30日以内に、73.3%が起こっている事が分かりました。

 

怖いのは、死亡例が1例、いたということです。101例中の1例ですから、見逃せません。発表演者は、肥満手術とは関係ない、としていますが、そこは、日本での発表を待たないといけないようです。

 

それにしても、GLP1ダイエットでは、このような高い頻度での副作用報告はありません。ですから、リラグリチド(ビクトーザ、Saxenda)によるダイエットは、かなり安全なダイエット治療法と言えるでしょう。