糖質制限食ブームも、そろそろ終焉かも。

糖質カットは、Added Sugar (つまり、過剰糖質を減らす)という意味では、正しい栄養指導です。Added Sugarについては、以前にも説明しましたが、余分な糖質のことで、清涼飲料水、ケーキ、お菓子、和菓子などに含まれる、いわゆる、嗜好品に含まれる単純糖質のことです。その過剰糖質(Added Sugar )を減らすという食事指導は、アメリカでも普及しており、AHAという学会でも、ガイドラインに記載されています。

 

ですが、これは、無駄な糖質、過剰な糖質、追加された糖質を減らす、ことであって、本来、必要な糖質を「制限」する、ことではありません。厳密に言えば、正反対です。必要な糖質は制限せず、摂取して、過剰な糖質はカットする、という節度ある糖質のバランスをとる、ということが原則だからです。

 

以前、マスメディアの人に、「糖質制限はどうするの?」と聞いたら、「もう古いからメディアも取り上げない」という話でした。

 

糖質制限で、有名だった、あのライザップも経営が傾いたせいか、コマーシャルも減りました。

 

糖尿病の国際学会に参加すると、「糖質制限」、「炭水化物制限」は、たんに、一過性の体重減少だけのダイエット、という結論で、一蹴されて、議論(debate)にすら、なっていませんでした。特に、アメリカ糖尿病学会では、そうでした。

 

国際糖尿病学会では、アジア人は炭水化物という低カロリー食を中心にしているから、長寿であるという説明でした。たまたま、アブダビで開催されたし、中東では、肉は手にはいっても、炭水化物を入手するのは、とても難しく、炭水化物が少ないせいか、肥満ばかりの中東アジアの人たちが多かったです。肉と油中心の食事だけで、いわゆる、日本のファーストフードにあたる巷のお店でも、だされる食事は、「肉と脂」の食材ばかりでした。そういう人たちが、肥満になっているわけで、糖尿病も世界でトップで増えています。中東の肥満の人たちは、炭水化物が少ない食事なので、自然に「糖質がへって肥満になっている」という人たちです。

 

また、極めつけは、糖質制限食を提唱している医師たちのフェイクニュースです。

 

ある糖質制限を提唱している医師のブログで、
大阪なおみ、や、ジョコビッチも、糖質制限をしている、
という記載がみて、あまりの低俗さに驚きです。

 

ポカリスエットのコメントしましたが、スポーツ飲料には、糖質は必要です。
アクエリアスゼロが、ダイエットをしたい人には、おすすめですが、スポーツで、しかも勝利したい人に、おすすめするはずがありません。

 

スポーツ選手は、筋肉内のグリコーゲンを分解して、エネルギーにします。それがなくなれば、乳酸がたまり、疲れがでます。ですから、ほどよく糖質を補充しておく必要があるわけです。なので、試合に勝ちたい、と考えるアスリートが、試合中あるいは練習中にでも糖質制限をするはずは、ありえないわけです。

 

またトップアスリートは、身体だけでなく、戦略も考えます。頭を使います。精神統一や作戦を考えるために、脳へのブドウ糖補給も必要です。脳はブドウ糖しか利用できませんから、アスリートが作戦を考えるためにも、糖質制限など、するはずがないわけです。

 

さらに、トップアスリートは試合前と試合後の食事は、いろいろと調整しているはずで、糖質制限という方法を、試合前後で一貫してやっているはずがありません。食事のありかたでさへ特に、トップアスリートは特定メーカーに利用されないようにと、それは、トップシークレットの機密情報のはずです。

 

ということから、完全なフェイクニュースだと思います。こうしたフェイクニュースを読んでも、信じてしまう、「糖質制限崇拝者」は、まだ、日本には、多いのでしょうね。

 

騙される人は、自己責任で騙されるから、しょうがないのでしょう。

 

はやく、こういった流れが、たちきれれば、いいな、と、日ごろから、思っています。ただ、こんな低俗なフェイクニュースを流さざるをえない、ということは、そろそろ、終焉に向かっている証拠なのかもしれません。