ジュリアロバーツは、やせていました。感慨深いです。

 

『マグノリアの花たち』(マグノリアのはなたち、Steel Magnolias)はロバート・ハーリングの戯曲。アメリカ合衆国南部の小さな町を舞台に、固い絆で結ばれる女性たちの姿を描いた作品である。初演は1987年にオフ・ブロードウェイで上演され、それを原作とした映画が1989年に公開された。ここで言うマグノリアは、アメリカ南部を象徴する花木タイサンボクを指す。(Wikiから引用)

 

もともと、オフブロードウエイで公開されたと聞くと、また、NYCにいってみたくなります。最初に、見たブルーマン劇場があった場所でしょう。

 

映画は、1989年。ちょうど、私が「ガリクソン投手のナイスコントロール」という本を出版し、I型糖尿病の患者さんのために、本を出版したことと同じ時期です。あの頃は、I型糖尿病に対する社会的理解が乏しかったから。

 

映画の役者は、

 

マリン - サリー・フィールド
トルーヴィ - ドリー・パートン
ウィザー - シャーリー・マクレーン
アネル - ダリル・ハンナ
クレリー - オリンピア・デュカキス
シェルビー - ジュリア・ロバーツ

 

特に、ジュリアロバーツの散髪店での、低血糖の演技は、すごくて、それを、参考にして、外来で患者教育に引用させてもらいました。

 

たまたま、Netflixをつけたら、新着映画に、「マグノリアの花たち」が、でてきました。

 

この時代の糖尿病は、血糖値は高くて、HbA1cは12%前後が普通だったりして、それこそ、10%をわれなかったり、8%以下になったら、患者さんたちは、よく努力しましたね、と、医師から努力を褒められていた時代でもありました。あの当時は、HbA1cが8%以上の人ばかりが多くて、当然ながら、尿糖も沢山、でましたし、エネルギーは体外に排泄されるので、食べても痩せる、という状況があり、糖尿病ほど、痩せている、という時代でした。

 

私の患者さんの中にも、若い女性で、ダイエットしたいから、インスリンをあえて止めていた、というI型糖尿病の患者さんもいて、その逸話を、「メリティスの窓」(石森章太郎氏との共著)に、エピソードとして、もりこみ、出版しました。

 

今になって思えば、古い時代です。ダイエットするために、意図的に高血糖を作る、という発想をしていた時代だったので。

 

今は、まったく反対で、高血糖の患者さんは、いなくなりました。私の外来では、かなりの患者さんたちが、HbA1c 6.5%を超えると、「まずいですね、先生」と、自分から、いってくれる患者さんが半分はいる、というレベルです。現代では、糖尿病の治療は多種多様で、いかようにでも、血糖コントロールができます。強化治療は、インスリンではなく、GLP1で、行うようになったといっても過言ではないかもしれません。そういう意味で、高血糖がない状態で、かつ、糖尿病のコントロールもしっかり行いながら、かつ、体重を減らす、ということは、今後の、私たち糖尿病専門医の大きなテーマでもあるのです。

 

いつまでも、綺麗で、やせていた当時のジュリアロバーツの姿を、思い出して、
昔とは、ずいぶん、違った時代になったものだ、と感慨深く思います。

 

たまには、また、ミュージカルを観にいくようにしたいと思います。