GLP1ダイエットの効果が?: 飲酒の影響、遺伝子多型。

飲酒の習慣があると、GLP1ダイエットの効果は、期待しにくい傾向があります。

 

ビクトーザを、かりに、0.9mg以上の投与量で注射していたとしても、
もし、ワイン2杯を飲めば、その時点くらいから、抑えられていた食欲中枢のスイッチが、ブレーキから、アクセルに、変わってしまう自分に、気がつきます。

 

なので、ワイン2杯、毎日、飲酒するのであれば、GLP1ダイエットは、お奨めしません。

 

(なお、お酒を飲む人は、あえて、それを後悔し、そこで、改めに、節酒に目覚めるのであれば、多少のメリットがあるとは言えるでしょう。)

 

幸い、ダイエットを希望する人には、女性が多く、お酒が弱い女性が多いので、この点は、問題ない女性が多いのではないか、と思います。

 

なを、男性より女性のほうが、何故、お酒が弱いか、については、遺伝子検査で、その理由を説明することができます。

 

女性は、エストロゲンというホルモンが多いほど、女性らしいのですが、その女性ホルモンは、ADH2(alcohol dehydrogenase 2)という、細胞質内にあるアルコール分解酵素の活性を、亢進させる作用があります。

 

ADH2の活性が亢進すると、アルコールがアセトアルデヒドになる速度が高まり、気分が悪くなりやすいのです。そこに、ミトコンドリア内にある、ALDH2 (aldehyde dehydrogenase 2)というアルデヒド分解酵素を作る機序に、遺伝子多型をもっていて、その酵素が非活性型だと、下戸になります。つまり、女性は、女性らしいほど、下戸になりやすい傾向があるのです。

 

中年になり、お酒が飲めるようになった女性は、逆に、要注意です。女性ホルモンが低下してきている証拠になります。

 

先に紹介した、N Eng J Medにも記載されていますが、一般的に、GLP1ダイエットの効果は、「女性のほうが男性よりもGLP1ダイエットによる減量効果が強い」という事実も知られています。

 

こうした事象を、科学的に、医学的に説明するには、上記のようなアルコール遺伝子多型についての造詣をもっている内科医師でなければ、無理でしょう。

 

なお、この遺伝子多型についての解説は、
https://www.iryoo.style/
に紹介してありますので、ぜひ、ご覧下さい。