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情報発信・広報戦略

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1. ウェブサイト・会報作成計画
 

1.1 ウェブサイト構築
 

基本設計

  • ターゲット：糖尿病専門医、美容医療専門家、その他医療従事者、製薬企業関係者

  • 構成：公開エリアと会員専用エリアの2層構造

  • デザイン：医学的信頼性と先進性を表現する洗練されたデザイン

  • レスポンシブ対応：PC、タブレット、スマートフォンでの最適表示
     

コンテンツ構成

  • 公開エリア

    • トップページ（研究会の理念・目的、最新ニュース）

    • 研究会概要（沿革、組織体制、定款等）

    • 入会案内（会員種別、入会条件、申込方法）

    • イベント情報（研究会、セミナー等の案内）

    • GLP-1製剤基礎知識（一般向け解説コンテンツ）

    • お問い合わせフォーム

  • 会員専用エリア

    • 最新研究情報ライブラリ

    • 症例報告データベース

    • 会員交流掲示板

    • 資料ダウンロードセンター

    • 会員情報管理ページ
       

開発・運用スケジュール

  • フェーズ1（設立〜2ヶ月）：基本情報掲載の仮サイト公開

  • フェーズ2（3〜5ヶ月）：公開エリアの完全版リリース

  • フェーズ3（6〜8ヶ月）：会員専用エリアの構築・公開

  • フェーズ4（9ヶ月〜）：コンテンツ拡充とUI/UX改善
     

更新体制

  • 広報担当理事による監修

  • 事務局専任スタッフによる日常的更新（週1回以上）

  • 外部ウェブ制作会社との保守契約

     

1.2 会報制作
 

基本設計

  • 形態：電子版（PDF）を基本とし、希望者には印刷版も提供

  • 発行頻度：季刊（年4回：春、夏、秋、冬）

  • ページ数：20〜24ページ

  • 名称：「GLP-1 Frontier」（仮称）
     

コンテンツ構成

  • 定例コンテンツ

    • 理事長メッセージ

    • 特集記事（各号のテーマに沿った深掘り記事）

    • 研究最前線（最新研究成果の紹介）

    • 症例報告（会員からの投稿）

    • イベント報告・案内

    • 会員紹介

  • 特集テーマ例

    • 創刊号：「GLP-1製剤による糖尿病予防の最前線」

    • 第2号：「美容医療におけるGLP-1製剤活用事例」

    • 第3号：「GLP-1製剤の安全性と副作用管理」

    • 第4号：「GLP-1製剤の医療経済効果」
       

制作体制

  • 編集委員会（理事1名＋会員3名程度）の設置

  • 外部編集・デザイン専門家への制作委託

  • 会員からの投稿記事の募集
     

配布方法

  • 会員へのメール配信（PDF添付）

  • 会員専用サイトからのダウンロード

  • 印刷版希望者への郵送
     

2. SNS活用方針
 

2.1 活用するSNSプラットフォーム
 

主要プラットフォーム

  • X（旧Twitter）: 最新情報の発信、イベント告知

  • Facebook: 詳細な活動報告、専門的コンテンツ共有

  • LinkedIn: 専門家ネットワーキング、研究会情報の共有

  • YouTube: セミナーダイジェスト、インタビュー動画

  • Instagram: ビジュアルコンテンツ、イベント風景
     

プラットフォーム別戦略

  • X: 頻度高く簡潔な情報発信（週3〜4回）

  • Facebook: やや詳細な情報共有（週1〜2回）

  • LinkedIn: 専門的な記事や研究情報（週1回）

  • YouTube: セミナー後のダイジェスト動画（月1〜2回）

  • Instagram: イベント写真や図解コンテンツ（週1回）
     

2.2 コンテンツ戦略
 

コンテンツタイプ

  • ニュース型: 研究会の最新情報、関連学会情報

  • 教育型: GLP-1製剤の基本知識、最新研究解説

  • 事例型: 症例報告ハイライト、研究成果の紹介

  • コミュニティ型: 会員活動紹介、イベント報告
     

ハッシュタグ戦略

  • 研究会固有: #糖尿病発症予防研究会 #GLP1研究会

  • テーマ関連: #GLP1 #糖尿病予防 #美容医療 #セマグルチド #チルゼパチド

  • イベント関連: #GLP1セミナー #糖尿病予防研究会2025
     

2.3 運用体制
 

管理責任者

  • SNS広報責任者（理事または事務局指名者）

  • プラットフォームごとの担当者（3名程度）
     

投稿ガイドライン

  • 医学的・科学的正確性の確保

  • 個人情報・プライバシーへの配慮

  • 製薬企業等への過度な言及の回避

  • 批判的・否定的表現の抑制
     

危機管理対応

  • 不適切コメントへの対応プロトコル

  • 誤情報拡散時の対応手順

  • 炎上リスク管理ガイドライン
     

2.4 効果測定
 

KPI設定

  • フォロワー数・増加率

  • エンゲージメント率（いいね、シェア、コメント）

  • リンククリック数（ウェブサイトへの誘導）

  • 動画視聴回数・視聴維持率
     

分析サイクル

  • 月次レポート作成

  • 四半期ごとの総合分析

  • 半年ごとの戦略見直し
     

3. プレスリリース戦略
 

3.1 プレスリリースの種類と発信タイミング

主要リリース

  • 設立発表: 研究会設立時（2025年6月予定）

  • 研究開始: 主要研究プロジェクト開始時（2025年10月予定）

  • 研究成果: 重要な研究成果発表時（随時）

  • イベント告知: 研究会・セミナー開催時（随時）

  • 組織発展: 重要な組織変更・拡大時（随時）
     

発信頻度

  • 年間6〜8回を目安

  • 質を重視し、真にニュースバリューのある内容に限定
     

3.2 配信先選定
 

メディアリスト構築

  • 専門メディア: 医学系専門誌、医療ポータルサイト

  • 一般メディア: 全国紙健康医療部門、地方紙

  • 業界メディア: 製薬業界誌、美容医療業界誌

  • 経済メディア: 医療経済・産業を扱う媒体

  • 科学技術メディア: 最新医療技術を扱う媒体
     

ターゲットジャーナリスト

  • 医療・健康分野の専門記者リスト作成

  • 過去にセマグルチドかチルゼパチド製剤関連記事を書いた記者のリスト化

  • 関連学会を取材するジャーナリストへのアプローチ
     

3.3 リリース作成と配信方法
 

リリース作成ガイドライン

  • 見出し: ニュースバリューを端的に表現

  • リード: 5W1Hを最初の段落に集約

  • 本文: 重要度順の逆ピラミッド構造

  • 補足: 研究会概要を末尾に添付

  • 写真/図表: 視覚的に内容を補完するビジュアル添付
     

配信方法

  • プレスリリース配信サービス: PR TIMESやValuePressなどの活用

  • 直接配信: 構築したメディアリストへのメール配信

  • 医療専門配信サービス: 医療・製薬業界特化型配信サービスの活用

  • ウェブサイト掲載: 研究会サイトのニュースセクションへの掲載

  • SNS告知: リリース配信と同時にSNSでの拡散
     

3.4 メディア対応体制
 

広報窓口設置

  • 広報担当理事を窓口責任者に指名

  • 事務局内に専任スタッフ配置

  • 問い合わせ専用アドレス・電話の設置
     

取材対応プロトコル

  • 取材依頼受付から実施までのフロー整備

  • 回答可能な範囲の事前整理

  • 理事長・専門理事の出演可能スケジュール管理
     

スポークスパーソン育成

  • 理事・中核会員向けメディアトレーニング実施

  • Q&A集の作成と定期更新

  • 模擬インタビュー練習
     

3.5 プレスリリース効果測定
 

測定指標

  • 掲載メディア数（オンライン、紙媒体、放送）

  • 記事内容の正確性・深度

  • 記事からのウェブサイト流入数

  • SNSでの拡散状況
     

フィードバックサイクル

  • リリース配信後1週間での速報評価

  • 1ヶ月後の総合効果評価

  • 年度末の広報戦略総括と改善
     

4. 実施ロードマップ
 

4.1 立ち上げ期（設立〜3ヶ月）
 

ウェブサイト・会報

  • 仮ウェブサイト公開

  • 会報編集委員会の設置

  • 会報創刊号の企画開始
     

SNS

  • 主要SNSアカウント取得・基本設定

  • 初期フォロワー（発起人・知人）獲得

  • 設立関連コンテンツの投稿開始
     

プレスリリース

  • メディアリスト初版作成

  • 設立発表プレスリリース配信

  • 初期メディア関係構築
     

4.2 基盤確立期（4〜6ヶ月）
 

ウェブサイト・会報

  • ウェブサイト公開エリア完全版リリース

  • 会報創刊号発行

  • コンテンツ制作フロー確立
     

SNS

  • 定期投稿サイクルの確立

  • 各プラットフォーム特性に応じたコンテンツ差別化

  • フォロワー増加施策の本格実施
     

プレスリリース

  • 研究プロジェクト開始リリース配信

  • 専門メディアとの関係強化

  • 取材対応体制の整備
     

4.3 発展期（7〜12ヶ月）
 

ウェブサイト・会報

  • 会員専用エリアのリリース

  • 会報第2号・第3号の発行

  • コンテンツの充実化とユーザビリティ改善
     

SNS

  • YouTube動画コンテンツの本格展開

  • 会員参加型キャンペーンの実施

  • KPIに基づく効果測定と戦略調整
     

プレスリリース

  • 初期研究成果発表リリース

  • 一般メディアへのアプローチ強化

  • メディア懇談会の開催
     

4.4 安定期（13ヶ月〜）
 

ウェブサイト・会報

  • ウェブサイトのリニューアル検討

  • 会報の内容・デザイン見直し

  • 会員フィードバックに基づく改善
     

SNS

  • 各プラットフォームの連携強化

  • インフルエンサー協力体制の構築

  • オリジナルハッシュタグの定着
     

プレスリリース

  • 年間プレスリリース計画の策定

  • 医療ジャーナリストとの関係深化

  • オピニオン記事の定期的発信
     

5. 予算計画
 

5.1 初年度予算概算（総額300万円）
 

ウェブサイト・会報（170万円）

  • ウェブサイト設計・構築: 100万円

  • ウェブサイト保守・運用: 20万円

  • 会報企画・編集・制作: 40万円

  • 印刷・発送費: 10万円
     

SNS運用（50万円）

  • コンテンツ制作費: 30万円

  • 動画制作費: 15万円

  • 広告・ブースト費: 5万円
     

プレスリリース（80万円）

  • 配信サービス利用料: 30万円

  • 広報資料制作費: 20万円

  • メディア対応費: 20万円

  • 記録・分析費: 10万円
     

5.2 資金調達方法

  • 設立時特別資金（発起人拠出）: 100万円

  • 賛助会員会費からの配分: 150万円

  • 研究会活動費からの配分: 50万円
     

6. 効果検証と改善
 

6.1 評価指標
 

総合指標

  • ウェブサイト訪問者数・PV数

  • 会員数増加率

  • 研究会認知度調査結果

  • メディア露出量と質
     

個別施策指標

  • 会報読者満足度・記事引用率

  • SNSエンゲージメント率・フォロワー増加率

  • プレスリリース採用率・掲載記事質
     

6.2 PDCAサイクル

  • 四半期ごとの実績評価

  • 半年ごとの戦略レビュー会議

  • 年次総括と次年度計画への反映
     

このように、ウェブサイト・会報、SNS、プレスリリースの3つの柱を総合的に活用し、段階的に情報発信・広報体制を構築することで、糖尿病発症予防研究会の認知度向上と存在価値の確立を目指します。

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